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[書評] 会話もメールも 英語は3語で伝わります

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英語は3語で伝わります

本

3語英会話

基本 :

中級 :

上級 :

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対象者

  • 初学者〜
  • ライティング、スピーキング力を伸ばしたい人

本の特徴

  • シンプルで伝わりやすい英語を作る考え方を学べる
  • タイトルはキャッチーだが、内容は英語の本質を踏まえた硬派な本
  • 英文を作るときは第3文型を使う

ポイント

英語を作り出す考え方

旅先などで外国人とあったとき、うまく会話ができず笑顔で乗り切ったという経験がある人も多いと思います。

英語の勉強をしていて文法や単語を学んでいるけれど、実際に英語で話すことには苦手意識を持っている人もいるでしょう。

それだけ英語で話したり書いたりしていくことは難しいということです。

英語講師の関正生先生は、英語を「読む」力が 100 だとすると、「話す」力は5程度になってしまう と述べています。


話す力は 5 だけ!?と思うかもしれませんが、
実際に英会話が求められる環境にいる人は、実感できることではないかと思います。

本書には、そういった方々にとってスピーキングのヒントとなる 「英語を作り出す考え方」 が書かれています。

私自身、海外で英語を勉強したわけではなく、TOEIC などで高得点を取れるようになってからも、英会話は全くできませんでした。

このような方法論にもっと早く出会えればと思います。

英語学習を始めたばかりの方が、学習の、特にスピーキングの方法を学ぶことにも役立ちます。

この本でメッセージは、スピーキングやライティングで英語を作るときは
「複雑な文をやめて、英文の基本形となる第3文型(主語 +動詞 + 目的語)で使いましょう」 ということです。

ただ、3 語で話しましょうということではなくて、「第3文型(主語 +動詞 + 目的語)で英文を作る意識 を持つと伝わりやすくなりますよ」ということです。

補足

第3文型とは

例文:I like baseball.

動詞の後ろに目的語を(名詞)をとる文型です。

一億人の英文法の大西泰斗先生はこの型の意味を
“動詞の「力」対象物(目的語)に加わる・及ぶ” と表現しています。

「I like baseball.」では、動詞「like」がその後ろにくる名詞「baseball」に力を及ぼしているということになります。

英語の文型というと「なんか難しそう」と感じるかも知れませんが、
第3文型が基本の型で 「動詞が後ろの名詞に力を及ぼす形」


これに対し、動詞の後ろに名詞が来ない 第1文型は主に「存在・移動」 を表す
(例:I run very fast.)。

第2文型はBe動詞の文型なので 「イコール」の意味になる くらいの理解で十分です。
(例:She is happy.)

第4、第5文型は第3文型の変化形です。

メリット

この第 3 文型を使うことにより以下のようなメリットがると著者は言っています。

① 結論がすぐ伝わる

動作が前半に出てくるので結論がすぐ伝わる

② 組み立てやすくなり、誤りが減る

長い文だと文法的な間違いも多くなる

③ コミュニケーションのスピードがあがる

単語数が多いとコミュニケーションのスピードが落ちてしまう

It is not difficult for me to understand your situation.
(私にあってあなたの状況を理解するのは難しくない。)


I can understand your situation.
(あなたの状況を理解できる)

スピーキングのコツ

日本語 → 簡単な日本語 → 英語

「世界一わかりやすい英作文の授業」では
日本語を 「子供に説明する発想」で簡単な日本語に一度言い換える
ことが大事ということがありました。


本書「会話もメールも英語は 3 語で伝わります」のメソッドは、
「簡単な日本語 → 英語」のプロセスで役に立つものだと思います。

海外に行くと感じるのは、英語がうまいと感じる人はすごく シンプルで伝わりやすい英語を使っている ということです。


この本には、そんなシンプルで伝わりやすい英語のヒントがつまっていると思います。

英会話の組み立て方

本書では以下の形で、 英会話の組み立て方 がまとまっています。

STEP1 文型を決める

第 3 文型であれば、
主語+動詞+目的語で構成

STEP2  主語を選ぶ

主語は 4 つから選択する。
・人
・モノ
・動作
・This


日本語は主語を言わない傾向にありますが、 英語では主語を省かない慣例 があり、
主語からスタートすると文を組み立てやすくなります。

また、「I」「you」「we」「they」などの代名詞をうまく使えるようになると英語を作りやすくなります。

STEP3  動詞を選ぶ

難しい動詞を使うのではなく、人なモノにも使える「have」「use」などの 基本動詞 をまずは押さえましょう。
難しい動詞を使わなくても簡単な動詞でメッセージを伝えることができる場合が多いです。

STEP4  英作文

著者のプレゼンから学ぶ

以下の動画では、著者の中山 裕木子氏がシンプルイングリッシュについて話しています。
彼女の英語はとてもわかり易く日本人学習者のロールモデルになるのではないかと思います。

使い方

まずは、通読して 3 語英会話の考え方を理解しましょう。

英語を作る過程では「動詞の選択」がとても大事になりますので、CHAPTER3 の基本動詞の使いかたを覚えることも効果的です。

まとめ

・基本形となる第3文型(主語 +動詞 + 目的語)で英語を組み立てると、シンプルで伝わりやすい英語になる

WRITER

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はるちか
英語講師
TOEIC 975点 英検1級